ミステリー小説 おすすめ 5選!(知念実希人 作品)#2

オススメ5選
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オススメ5選 (知念実希人 作品)

60年間読み続けたN子がオススメする「ミステリー小説」オススメ5選!
次の知念実希人の5作品は医療ミステリーかつ、人間の深層心理に刺さるそれぞれの、愛情のストーリー!読者の心に問いかける感動ミステリーでもある。誰にでも、楽しめるミステリー小説をご紹介します!
それでは行きましょう。

オススメ①  神のダイスを見上げて | 知念実希人
地球に接近中「小惑星」ダイス。世界の裁きの刻まで後5日、現実に起きても不思議ではない出来事。冷静さを失い暴走する人々や最後の刻をどのように誰と過ごそうかと、戸惑いつつも事実を受け入れる人々もいる。そんな時、最愛の姉が無惨な姿で殺害された、漆原亮。彼にとって姉との生活が世界の全てだった。裁きの刻までに復讐を誓う。事件の謎をおい初め、謎の団体「賽の目」にたどり着く。しかし、亮にとって予想もしない、残酷な驚愕な真相をしらされる!また、亮の恋人、親友との複雑な思いが交差し若者らしい苦悩もある。クラスの禁句である、複雑な環境で育ち、自らも自分の心と、葛藤している四元実咲との心の交流により、頑なだった亮の心も少しずつ変化していく。警備の警察官は粋だった。テンポがよく最後まで一気に読み終えました。最後の刻の光景は、本当に現実におこっても不思議ではない、幻想的な映像として心に映った!


オススメ②  祈りのカルテ | 知念実希人
純正会医科大学付属病院の研修医、諏訪良太。フットワークが良く、人当たりも良く、明るい良太に好感がもてた。元気に院内を動き回る映像が、目に浮かぶ様で一気に読み終えた。院内で、内科、外科、小児科、産婦人科など様々な科を廻り、自分に適した科を模索する。そのつど良太は、一人一人の患者に真摯に向き合い、患者が抱えている目に見えない、深層に秘めた問題に一生懸命取り組み、何が患者にとって一番良い解決策なのか、内に秘めた本当の気持ちを引き出してくれる。良太によって、救われた患者達の笑顔が見えるようだった。ミステリー要素あり人間ドラマ!現在の病院では、待ち時間が長く診察は「あっ」と、言う間に終わり不信感が残るが、良太の様な医師が居る病院で診てもらいたいと、せつに思う。良太の明るい誰にも愛されるキャラクターに爽やかな読後だった!


オススメ③  ひとつむぎの手 | 知念実希人
過酷勤務の心臓外科医、平野祐介。医局の最高権力者から、三人の研修医の指導を指示される。それには、条件があった。成功すれば、念願の心臓外科医の道が開けるが、失敗すれば意にそわない結果となる。その三人の研修医は個性的であり、佑介に反発心を抱いていた。また、怪文書の犯人捜しを命じられたりと、医療ミステリーながら、医療界の人間模様のヒューマンドラマの様!
作中での言葉「患者の人生、ひいては人そのもを紡いでいるんだ」感動した!祐介の、打算的な心と、たとえ夢が叶わなくても信念を持って前に進む、医師として誇りを持ち続けたいとの葛藤が興味深く、最後の最後まで一気に読み終えた。祐介の真摯な姿が、最後は報われた思いがした。佑介にとっても、自分と向き合い本当の想いにきずき、良い選択だったのだろうと思う。爽やかな読後でした!打算的な、上から目線の医師達も居るなか、平良先生みたいな医師に診てもらえたら、幸せだろうな。


オススメ④  誰がための刃 | 知念実希人
順調に思えた人生が、突然暗転する。もう二度と今までの生活には戻れないと失望する、外科医の岬雄貴。知念さんらしい、洋々な医療現場が、興味深かった。医療ミステリーかなとも思ったが、サスペンスミステリー!そんな雄貴が、絶望の淵から新たな目標に向かって、前を向き動き出す。その行動が、心の深層に闇を抱える、残虐な連続殺人犯「ジャック」と、関わる事になってしまう。複雑な事件に関わってしまった少女との出会い。その少女との心の交流を通し、自暴自棄になっていた心を取り戻して行く。自分のやるべき事を突き進んで行く。壮絶かつ心理的な葛藤、ドキドキしながらも、テンポが良いので先を読まずにはいられなかった!想像もしなかった意外な「ジャック」の正体に戦慄をおぼえた!普通の顔をして、普通の生活をおくってる人が殺人鬼だった事に驚愕し、恐怖感をいだいた。最後のシーン、迫真な息飲む、緊迫な、衝撃な凄惨さだった!でも、ある意味、雄貴にとっては、満足な結果だったのかもしれない。


オススメ⑤  レフトハンド・ブラザーフッド | 知念実希人

双子の兄弟、兄「海斗」弟「岳士」事故で、兄を喪ってしまう。その日を境に、岳士の左手に海斗の魂が宿る。ある殺人事件から、警察に終われる身となり次々と事件に捲き込まれる怒濤の展開!ハラハラ、ドキドキのハードミステリー!殺人犯にされてしまった岳士は、真犯人を見つけるべく行動する内、次々と危険な事態に直面することとなる。そのつど、兄、海斗の声に従い行動していくが、海斗の忠告に反発し、謎の女性の出現により思わぬ危険な誘惑と知りつつ、欲望へとのめり込んでしまう。海斗がハラハラしているように、読んでいて、本当にハラハラ、何考えてるのと、イライラしてしまった。最後の最後まで、どんでん返しのどんでん返しで読みごたえがあった。それにしても、左手に死んだ兄の魂が宿るという設定は、斬新で面白いと思った。兄弟愛、海斗の岳士への思いやり、気遣いが深く感動的だった。岳士君、兄の分まで人生謳歌してね!


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最後に一言

新刊から懐かしい作品。ユーモアあり、心癒される暖かいストーリー。驚愕な凄惨な、最後の最後までどんでん返しのストーリーなど。色々なミステリーを紹介します。
あなたのお好みは…?

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